STORY
高校3年生の水野卓(高橋改)はクラスメイトの吉川碧衣(中川可菜)に密かな恋心を抱いている。 碧衣は、親友の横山理奈(保﨑麗)や陽キャの男子生徒たちにいつも囲まれており、コミュ障で陰キャぼっちの卓は、スクールカースト一軍の碧衣を陰から眺めることしかできない。ある日、卓と碧衣は、他に誰もいない謎の世界に迷い込んでしまう。
困惑している2人の前に、謎の男(弓削智久)が現れ、「2人共が元の世界に戻る条件は、2人の心を合わせ、元の世界とのバランスを取っている“コア”に人間が1人だと認識させること」と教わる。“心を合わせる”という方法がわからないながらも、試行錯誤する2人だが、卓のコミュ障が原因でそれもうまくいかない。そんな日々の中でも碧衣は卓の優しさに触れていくが、碧衣の目の前に碧衣が好きだった工藤佑太(阿部快征)が現れる。
果てして卓と碧衣は元の世界へ戻れるのか…
コメント
この『きみといた世界』は、 「arawaka氏と自分が一緒に物語を考え、同じ脚本で漫画と映画を作ったら面白いのではないか?」という発想で作品づくりがスタートしました。映画を作りたい、漫画を描きたいという想いから始まった企画でしたが、漫画を描くarawka氏とあらすじ、脚本を作っていく上で漫画と映画、それぞれの表現方法の違いからお互いの意見が食い違うこともあり、これは無謀な挑戦だったのかもしれないと思うこともありました。しかし、面白い作品を作りたいという想いに突き動かされ、真摯にお互いが向き合うことで納得する脚本が完成しました。
その後、arawaka氏がキャラクターのイメージカットを漫画で描いてくれました。それらキャラクターを演じるは誰だろう?イメージカットが理想のままで終わらなければ良いのに。そんな不安と淡い期待が入り混じったまま、オーディションなどで演者さんが決定していきました。
水野卓を演じた高橋さんは、コミュ障でぼっちな感じの中にもピュアさがあり、それは元々の人柄の良さがないと、きっと表現しきれなかったと思います。吉川碧衣を演じた中川さんは、明るく人気者の反面、どことなく寂しげで、その二つが共存しているむずかしい役柄を素敵に演じきってくれました。管理人の不思議な存在感は弓削さんにしか体現できなかったと思います。
作品のジャンルは青春SFラブストーリーになるかと思います。SFの表現に必要なCG制作はCG監督とともにとても苦労しました。しかし、SFと青春が融合することで『きみといた世界』にしかない世界観を構築できたのではないかと思っています。漫画と映画で描かれる『きみといた世界』を是非、お楽しみください。
作品のジャンルは青春SFラブストーリーになるかと思います。
SFの表現に必要なCG制作はCG監督とともにとても苦労しました。
しかし、SFと青春が融合することで『きみといた世界』にしかない世界観を構築できたのではないかと思っています。
漫画と映画で描かれる『きみといた世界』を是非、お楽しみください。